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高所滞在中の血行動態に自律神経が及ぼす影響についての検討

The effect of autonomic nervous system for hemodynamics at high altitude

 

小森孝洋 Takahiro Komori

自治医科大学内科学講座循環器内科学部門

Division of Cardiovascular Medicine, Department of Medicine, Jichi Medical University School of Medicine

 

共同研究者氏名・所属

金澤英紀:自治医科大学放射線医学、星出聡、苅尾七臣:自治医科大学内科学講座循環器内科学部門

Hidenori Kanazawa: Department of Radiology, Jichi Medical University School of Medicine, Satoshi Hoshide, Kazuomi Kario: Division of Cardiovascular Medicine, Department of Medicine, Jichi Medical University School of Medicine

 

研究結果(プロジェクト報告)の概要

高所滞在中の血行動態に自律神経が及ぼす影響の検討のため、富士登山中の自由行動下血圧測定および山頂滞在中の起立性血圧変動計測を行った。吉田口五合目から自由行動下血圧測定を行いながら登山を開始し、剣が峰の富士山測候所で宿泊した。起立性血圧変動はクロスウェル社のきりつ名人を用い、山頂到着時と宿泊後の起床時に測定した。自由行動下血圧測定は吉田口五合目へ下山するまで行った。別日程で日常生活中の自由行動下血圧測定と起立性血圧変動測定を行った。現在登山中の血圧値と起立性血圧変動から得られる自律神経反応の関係、および血圧・自律神経反応の登山中と日常生活中の比較検討を進めている。

 

写真:富士山測候所内での起立性血圧変動測定の様子